レポ|ジャパン キャンピングカー ショー2020
更新日:2020年2月13日

国内最大級のキャンピングカー展示イベント「ジャパンキャンピングショー2020」に行ってきました。
国内外から総勢222台のキャピングカーが集結。軽キャンから大型トレーラーハウスまで多種多様のキャピングカーを所狭しと展示された会場は沢山の来場者の熱気に満ちていました。


広い展示会場をわくわくしながら一周見て回り、個人的に気になった傾向は「収納力」をアピールしているキャブコン。
就寝スペースなどのレイアウトを工夫することで車両後部の収納スペースを大きく確保した構造。旅先での様々な用途に対応できるという提案です。

多人数での利用ではなく、アクティブな夫婦や家族旅あるいはペットとの旅行などを想定している方に向いていますね。これだけ大きなスペースがあれば旅先での過ごし方の選択肢が確実に増えると思います。
※写真の車両はどれも大人二人が横になれる程度のスペース!

次に目に留まったのは小型キャンパー。
そのサイズ感から想像できない居住空間を備えている車両や自分らしさに拘った内装を施している車両(右)がありました。エントリーもしやすいサイズということもあってか、多くのお客さんが集まり、車中泊ブームのすそ野の広さを感じる賑わいでした。

一方でフルサイズのキャブコンや大型の輸入車両もやはり人気があります。
いつかは手に入れたいと羨望の眼差しで見る方々だけでなく具体的な商談を進めている方も多く目にしました。うらやましい限りです。

今年、改めて感じたことは車種の多様性。
バンコン・キャブコンなど車両タイプのバリエーションだけでなく機能、デザイン、装飾など様々な目的や個性の主張に触れることによって「なるほど、こういった使い方も良いな」という気づきが幾つもありました。こういった進化の多様性は日本独特の潮流です。
海外のキャピングカーは公共インフラの不足や治安の課題などもありトイレ・シャワーまで完備したフル装備型の車両が主流になっていますが、日本のキャピングカーは水回りを最小限に留め、その分を居住性や他の機能拡充に充てる独特の発展を遂げています。
日帰り温泉や道の駅などの休憩施設がどこにでもある日本ならではのインフラが大きく影響していますね。有難い環境に感謝!

きっとこれからも面白い提案が次々と出てきてキャンピングカーファンを楽しませてくれてることでしょう。
早くも来年が楽しみです。